ビタミンCと冠状動脈性心疾患(CHD)のリスクとの関係
1980年、85,118人の女性看護師が、ビタミンCやその他の栄養素の摂取量を評価する詳細な半定量的食物頻度アンケートに回答しました。看護師は、症例CHD(非致死性心筋梗塞および致死的CHD)の発症について16年間追跡されました。
16年間の追跡調査(1,240,566人年)の間に、CHDの1,356件の症例を特定しました。年齢、喫煙、およびその他のさまざまな冠状動脈危険因子を調整した後、ビタミンCの総摂取量とCHDのリスクとの間には、適度な有意な逆相関が観察されました。ビタミンCサプリメントまたはマルチビタミンを使用しなかった女性では、食事のみからのビタミンC摂取とCHDの発生率との関連は弱く、有意ではありませんでした。
結論としてビタミンCサプリメントの使用者は、CHDのリスクが低いことがわかりました。
参考文献
Vitamin C and risk of coronary heart disease in women
Clinical Research: Atherosclerosis Risk
Stavroula K Osganian, Meir J Stampfer, Eric Rimm, Donna Spiegelman, Frank B Hu, JoAnn E Manson, and Walter C Willett
J Am Coll Cardiol. 2003 Jul, 42 (2) 246–252