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【プレスリリース】パイナップル由来グルコシルセラミドにI型アレルギー反応抑制効果の可能性

アビストメディカルハイブリッドリポソームセラミドに使用されている「パイナップル由来グルコシルセラミド」を提供する丸善製薬よりプレスリリースが配信されました

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000070472.html

■以下概要

植物を中心とする天然物より、食品、化粧品、医薬品や医薬部外品の原料を製造する丸善製薬株式会社(所在地:広島県尾道市、代表取締役社長:日暮 泰広)は、近年肌の潤い保持のヘルスクレームで機能性表示食品の機能性関与成分としても着目されるパイナップル由来グルコシルセラミド(以下P-GlcCer)の新たな有効性について、神戸大学大学院農学研究科との共同研究を実施しました。その結果、P-GlcCerにアレルギー反応を抑制する効果があることが示唆されました。また本研究結果は査読付き論文誌「Journal of the Science of Food and Agriculture」に掲載されました。

背景
花粉症や食物アレルギーなどのI型アレルギーの増加が世界中で深刻な問題となっている現代において、副作用の少ない食品によるアレルギー予防に注目が集まっています。
本研究は、P-GlcCerのI型アレルギーへの影響の評価とそのメカニズムを明らかにすることを目的に実施いたしました。

研究結果・報告の概要

  • マウスにP-GlcCerを経口投与したところ、アレルギー反応による耳の浮腫を抑制しました。
  • P-GlcCerの代謝物であるスフィンゴイド塩基が、腸を経由して肥満細胞の脱顆粒を阻害することでI型アレルギー反応を抑制することが示唆されました。
  • P-GlcCerによる耳浮腫および肥満細胞の脱顆粒に対する抑制効果は、leukocyte mono-immunoglobulin- like receptor 3 (以下LMIR3)を介した抑制シグナルを遮断した場合、発現しませんでした。

考察
本研究により、P-GlcCerの代謝物の一つであるスフィンゴイド塩基がLMIR3に結合して肥満細胞の脱顆粒を抑制することで、I型アレルギー反応を抑制する可能性が示唆されました。このことからP-GlcCerは、自然免疫センサーを介することなく肥満細胞に直接作用し、I型アレルギー反応を抑制することができる新しい食品成分であると考えられます。

参照
Ayumi Takemura.et al.,Sphingoid base in pineapple glucosylceramide suppresses experimental allergy by binding leukocyte mono-immunoglobulin-like receptor 3.
Journal of the Science of Food and Agriculture 2021. DOI: 10.1002/jsfa.11610
本論文は以下URLより全文がご確認いただけます(英文)。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/jsfa.11610

会社概要
商号  : 丸善製薬株式会社
代表者 : 代表取締役社長 日暮 泰広
所在地 : 広島県尾道市向東町14703-10
設立  : 昭和24年7月13日
事業内容: 医薬品、医薬品用素材抽出物、医薬部外品用素材抽出物、
化粧品用素材抽出物、食品添加物、食品、食品用素材抽出物、
健康食品、健康食品用素材抽出物の製造販売
資本金 : 9,800万円
URL  : https://www.maruzenpcy.co.jp

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