東京大学の山内研究グループによって行われた研究で、NMNの補給により体内のNAD＋レベルが約2倍になりその結果老化関連障害を緩和できることが
明らかになりました。

試験では健康な高齢男性に協力してもらい、プラセボ群とNMN投与群に分け6週間～12週間の間一日当たり250mgのNMNを投与しました。
その結果投与した群ではNAD＋代謝産物濃度を有意に増加させ、その結果歩行速度などの身体機能に大きな効果を与えたことがわかりました。

したがって、慢性経口NMN補給は、加齢関連筋機能障害を予防するために役立つと考えることができます。

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参考文献

Igarashi M, Nakagawa-Nagahama Y, Miura M, Kashiwabara K, Yaku K, Sawada M, Sekine R, Fukamizu Y, Sato T, Sakurai T, Sato J, Ino K, Kubota N, Nakagawa T, Kadowaki T, Yamauchi T. Chronic nicotinamide mononucleotide supplementation elevates blood nicotinamide adenine dinucleotide levels and alters muscle function in healthy older men. NPJ Aging. 2022 May 1;8(1):5. doi: 10.1038/s41514-022-00084-z. PMID: 35927255; PMCID: PMC9158788.