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アルコール性肝疾患にNMNが与えた効果

2019年に発表された論文では慢性的なアルコール消費は、世界中の肝疾患の重要な原因と発表されており、いくつかの生化学的メカニズムは、酸化ストレス、炎症、およびNAD/NADHの破壊を含む代謝調節不全などのアルコール性肝疾患(ALD)の開始および進行に関連していると語られている。

そこで研究者らはマウスのグループに生理食塩水とニコチンアミドモノヌクレオチド(アルコール+NMNなし)とニコチンアミドモノヌクレオチドとエタノール(アルコール+NMN)の別のマウスグループを与えた実験を行った。
彼らは、これらのグループ間で肝障害のバイオマーカーレベルに差は見られなかった。これらの知見は、NMNを投与するとアルコールを摂取したマウスの肝障害が制限されることを示唆した。

今後ヒトに対しての研究も進めていかなければいけないが、この研究はNMNがアルコール性肝障害の回復や予防に作用する可能性を十分に残したと言えるだろう。

論文はこちら

 

参考文献

Assiri, M.A., Ali, H.R., Marentette, J.O. et al. Investigating RNA expression profiles altered by nicotinamide mononucleotide therapy in a chronic model of alcoholic liver disease. Hum Genomics 13, 65 (2019). https://doi.org/10.1186/s40246-019-0251-1

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