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NAD+前駆体とパーキンソン病の関係性

パーキンソン病とは、脳の運動機能を持つ部分の機能低下などにより、手の震えや、筋肉のこわばり、自律神経障害など非運動症状
が起こる病気です。パーキンソン病は高齢になるほど割合が高くなりますが、40歳以下で発症するケースもあります。

このパーキンソン病はミトコンドリア機能障害が一つの要因なのではないか?また、ミトコンドリアの生合成と機能を高め改善することで
症状を改善するのか?という疑問があります。
ミトコンドリアとはいわば体内のエネルギー工場のようなもので、私たちの細胞の中に約300~400個も存在している小器官です。この研究ではショウジョウバエにNRを用いNAD+を増加させた結果、患者のミトコンドリア機能を改善したことがわかりました。
そして、加齢に伴うドーパミン作動性ニューロンの喪失と運動低下を防いだと研究者らは発表しました。

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参考文献

Schöndorf DC, Ivanyuk D, Baden P, Sanchez-Martinez A, De Cicco S, Yu C, Giunta I, Schwarz LK, Di Napoli G, Panagiotakopoulou V, Nestel S, Keatinge M, Pruszak J, Bandmann O, Heimrich B, Gasser T, Whitworth AJ, Deleidi M. The NAD+ Precursor Nicotinamide Riboside Rescues Mitochondrial Defects and Neuronal Loss in iPSC and Fly Models of Parkinson’s Disease. Cell Rep. 2018 Jun 5;23(10):2976-2988. doi: 10.1016/j.celrep.2018.05.009. PMID: 29874584.

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