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セラミド

【論文紹介】グルコシルセラミド含有パイナップル抽出物の 美容効果に関する検討

診療と新薬・第 51 巻 第 5 号(2014 年 5 月)

セラミドはスフィンゴ脂質の 1 つであり,多くの生物種の細胞膜に多量に存在する重要な成分である。また,ヒトにおいては,体内での合成だけでなく,食物からの摂取量も多い。

近年,セラミドの機能性に関する研究が進むにつれて,皮膚科学的機能性を有することが明らかになってきており,皮膚バリアの改善による保湿効果が報告されている。

本試験では,グルコシルセラミド含有パイナップル抽出物を用いて,メラニン生成 3 次元皮膚モデルによるメラニン生成抑制効果および,4 週間のヒト摂取試験を行い,皮膚科学的機能性の探索を行った。その結果,メラニン生成 3 次元皮膚モデルでは濃度依存的にメラニン生成を抑制していた。

また,4 週間のヒト摂取試験においても,プラセボ群と比較してメラニン量の増加抑制が有意に認められ,試験品群では皮膚の明るさを示す L* 値の改善も認められた。本結果から,グルコシルセラミド含有パイナップル抽出物は,シミなどの抑制やメラニン生成の抑制効果を持つことが示唆され,美容素材として有用であることが示された。

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